おたくを社会学的に考察してみた②

こんにちは、せせりです。

今回も懲りずにオタクを社会学的に考察してみようとおもいます。ちなみに『名脇役』聞きながらこのブログ書いてるんですけど、ある方の「この曲をセクゾのライブで好きな人の隣で聞いた」ブログを思い出した。全く知らない方だけど、すごく胸がぎゅっとするんですよね…。脱線しました。

今回のブログでは私が関ジャニを応援するに至った経緯とその後の行為を勝手に詳細に説明しながらそれを社会学的に分析したいと思います。

あ、ちなみに私は高2の時に丸山くんに、今年入ってすぐ佐久間くんに、ちょっと経ってからジュニアの基俊介くんが好きになったバチバチのジャニオタです。ジャニオタに嫌悪感を抱いている人にこそこっそり読んでもらいたいな。

オタク文化と「アイロニカルな没入」

「アイロニカルな没入」の論はオタク研究でかなり有名な論(オタク研究って何やねん)なので、やっぱりこれを再提示しておくことは必要かなと。

私が関ジャニを好きになったのは高校2年生のとき。きっかけは熱狂的ファンだった友達でした。

今から信じられないありえん話しますし、どうかあたたかい目で読み進めてほしいんですが…。

そもそも私が関ジャニを好きになる前、ジャニオタに対し嫌悪感…は言い過ぎだけど、良い印象は持っていなくて。「ああなりたくないな~」って思ってたときがあって(これ人生において盛大なフリになるんですけどね。)

ほら、ジャニーズ事務所って偉大じゃん?(わかる)アイドルを多く輩出してるし、全員もれなくかっこいいし歌うまいし踊れるし演技できるし。だからもちろんファン人口も多い。だからジャニオタになることが当時の私にとって、「量産的行為」だと認識しておりました。

だから、人と同じ行動を取る同一化衝動より、「人と違うことしたい!目立ちたい!」みたいな差異化衝動の方が強くて。だからジャニオタになることは他者と同一化することだと思ってました。

 

(気付いてると思うんですけど、私ってもともと面倒くさいんだけど、社会学勉強し始めてもっと面倒くさくなった節あるんだよね。)

でもその部活の友達がめちゃめちゃ関ジャニのファンなので、頻繁にその話を聞いていたわけですよ。
それでついに友達が私に『十祭』(関ジャニ10周年のライブDVD)を貸し出してくれて、いわゆる「布教」をし始めました(関ジャニが扉を開けてこちらに手招きしている絵文字)

(余談ですが、『十祭』の中で好きなのは浴衣姿の『純情恋花火』だと思ってます。まるちゃんの耳掛けに弱すぎる。だって超かっこいいじゃん…。ね?そうだよね?)

「まぁ、試しに見てみっか~、ゴロゴロゴロゴロ~(cv.ずん)」みたいな感じで再生ボタンをポチ。

ドカーーーーーーーン(沼落ちの音)

試しに視聴したDVDがきっかけで、私は関ジャニ沼に片足を突っ込んでしまうことになるのでした。そんで最終的に自分から友達に「関ジャニのライブDVD貸して~」って懇願するまでになりまして。

ハーイ、ここから大事なところだよ~

この一連の流れ、つまり

「ジャニオタには絶対ならんし~^^」→「友達からDVD借りて試しに見る^^」→「沼落ち^^」

というこの流れ。

ほらオタクの皆さん、これ割とあるあるの一連の流れじゃないですか?

これ社会学的に「アイロニカルな没入」のメカニズムが機能してると思っています。

「ほえ…?アイロニカルな没入…?ナニソレ?」

分かる。私も2カ月前までそう思ってた。

大澤先生という方の論文の中でよく登場する概念なのですが、『トランプのふしぎな勝利(上)顰蹙発言・行動に米国人は惹かれた』-Yahoo!ニュースから引用させていただくと、

「アイロニカルな没入とは、…(中略)一方では、対象を批評的・冷笑的に突き放す意識をもっている。しかし、他方の行動の水準では、「それ」にはまっていたり、それにコミットしていたりする。意識と行動の間にねじれがあるのだ」

 

ということになります。ちょっと難しいね。つまりね、つまりよ、こういうことなのよ。

『ジャニオタには絶対ならないもん!ケッ!』っていわば皮肉を向ける対象だった対象物にまわりまわって自分がなってしもてるやん~」ってことなんですわ(語弊がありませんように)。

私が関ジャニにハマる前の行為にもうちょっとフォーカスしてみると、ファンの姿を見ては「私は絶対同じ人種にならないんだから!」って注意してたけど、他方ではそのことに意識を向けるあまり「無意識」的に意識せざる得ない環境を自ら作り上げていたということ。怖いね~怖いね~、今散々ジャニオタのこと自分とは違う人種だって思ってるあなたも、「絶対ジャニオタにはならんわ~」思ってるあなたも、無意識に意識するうちにこちら側の人間になっているかもしれませんよ…(稲川淳二?)ちなみに「アイロニカル」の名詞であるironyは「皮肉」の意です。

結果的に友達の話とかDVD借りたりっていうその行為がトリガーになって、「関ジャニ大好き!丸山くんメロい!大好き!無理!」となったわけです。

ちなみにすの~まんに関しては

2019年の10月に大学の友達から「せせりちゃん!絶対この人好きだよ!」って目黒蓮くんの写真を見せられて、「えぇ~めっちゃかっこいい~顔面国宝過ぎて無理~」(オタクは無理言いがち。)って言った2か月後、あなた佐久間くんにシフトしてその1か月後まんまとファンクラブ入りますよ。こわいね~1回オタクになると、1グループ応援するのも2グループ応援するのも何も変わんないからね~どんどん推しが増えるんだよね~こわいよ~

本日の総評お願いします。

オタクになる機会はその辺にゴロゴロ転がってるよ。

 

ここまで読んでくださったあなたもきっとオタクなんだろうな。

本日もすてきなおたくライフを!